エコキュートの電気代は高い?節約する方法・おすすめ設定・プラン見直しまで徹底解説

エコキュートの電気代は高い?節約する方法・おすすめ設定・プラン見直しまで徹底解説
佐藤 啓介

技術監修者

佐藤 啓介

住宅設備や省エネ分野で10年以上の経験を持つ技術者。
エコキュートや太陽光発電、蓄電システムなど、環境負荷を抑える住宅設備の設計・導入に携わってきました。
専門的な知識と現場での経験を活かし、省エネや再生可能エネルギーに関する記事を監修しています。

監修者

エコキュートの電気代が思ったより高い」「節約できるって聞いたのに実感がない」。

などの悩みを持つ方は少なくありません。

エコキュートは、省エネ性の高い給湯機として人気ですが、使い方や設定を誤ると、逆に電気代が上がってしまうケースも

この記事では、電気代の目安や高くなる原因を整理したうえで、今日から実践できる節約設定や料金プランの見直しポイントをわかりやすく解説します。

住宅設備や省エネ分野で10年以上の経験を持つ技術者の観点からおすすめの節約術を伝授します。

この記事でわかること
  • エコキュートの電気代の目安と他給湯器とのコスト比較
  • 電気代が安くなる・高くなる仕組みと原因
  • すぐに実践できる節約設定・モード活用の具体例
  • 電気料金プランや時間帯設定の見直し方法
  • 省エネ機種の選び方・補助金活用による導入コスト削減
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目次

エコキュートの電気代は本当に高い?まずは現状を整理しよう

エコキュートは省エネ性能に優れた給湯機ですが、実際に使ってみると「思ったより電気代が高い」と感じる人もいます。

ここからは、まず平均的な電気代の目安を整理し、世帯人数や地域による違い、他の給湯器とのランニングコスト比較を見ていきましょう。

エコキュートの電気代の目安(月・年・季節別)

一般的な家庭(4人家族)でのエコキュートの電気代は、月あたり約2,000〜3,000円前後、年間ではおよそ24,000〜36,000円程度が目安とされています。

エコキュートの電気代

夏場はお湯の使用量が少なく電気代が下がりやすい一方、冬場は給湯に必要なエネルギーが増えるため、電気代がやや高くなる傾向にあります。

寒冷地では年間を通じて加熱効率が下がり、月3,500〜4,000円前後になる場合もあります。

世帯人数・地域(一般地/寒冷地)による違い

エコキュートの電気代は、世帯人数と使用湯量に大きく影響されます。

たとえば、2人世帯なら月2,000円未満、5人以上の世帯では4,000円を超えるケースもあります。

また、寒冷地では外気温が低くヒートポンプの効率が下がるため、暖房用電力と合わせて光熱費が上昇しやすくなります。

地域電力会社の「オール電化プラン」や「時間帯別料金プラン」をうまく組み合わせることで、この差を小さくできます。

電気温水器・ガス給湯器・石油給湯器とのランニングコスト比較

給湯器の種類によっても光熱費は大きく異なります。

以下は4人家族を想定した年間のランニングコスト比較の一例です。

エコキュートと他の給湯器ランニングコスト比較
4人家族のランニングコスト例
  • エコキュート:約3万円/年
  • 電気温水器:約8万円/年
  • 都市ガス給湯器:約5万円/年
  • 石油給湯器:約6万円/年

エコキュートは初期費用こそ高めですが、ヒートポンプで空気熱を利用することで電力使用量を約1/3に抑えられるため、長期的には最も省エネ・経済的な選択肢のひとつといえます。

エコキュートの寿命は、平均10~15年ほどと言われているので、長く使えるのも魅力の一つでしょう。

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エコキュートで電気代が安くなる仕組みと高くなってしまう理由

エコキュートは省エネ性に優れた給湯機ですが、設定や使い方次第で電気代は大きく変わります。

電気代を安くできる基本の仕組みと、逆に高くなってしまう主な原因を見ていきましょう。

ヒートポンプで空気の熱を利用する省エネ構造

エコキュートが省エネと呼ばれる理由は、ヒートポンプ技術にあります。

ヒートポンプは空気中の熱を集めて圧縮し、その熱エネルギーでお湯を沸かす仕組みです。

ヒートポンプとは

電気ヒーターのように電力のみで加熱するのではなく、少ない電気で多くの熱を得られる点が大きな特徴です。

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比較項目エコキュート(ヒートポンプ)電気温水器
お湯の作り方空気中の熱を圧縮して利用電気ヒーターで直接加熱
エネルギー効率約300〜400%(電力の3〜4倍の熱を生成)約100%(使った電力と同量の熱)
年間電気代(4人家族)約3万円前後約8万円前後

このように、ヒートポンプを利用することで消費電力を約70%削減できるとされています。

さらに、夜間の安い電力を活用すれば、光熱費をより効率的に抑えられます。

ポイント
  • 1kWhの電力で3〜4kWh分の熱を得られる高効率設計
  • 環境への負荷が少なく、CO₂排出量も削減
  • オール電化住宅との相性が良い
佐藤(監修者)

ヒートポンプは「空気の熱」を使うため、電力だけに頼らずにお湯を作れます。
そのため、同じ給湯量でも光熱費が大幅に下がるということです。

夜間電力を使うことで光熱費を抑えられる仕組み

エコキュートが節約につながるもう一つの理由は、夜間の安い電力を活用できる点です。

多くの電力会社では、夜間(おおむね23時〜翌7時)の電気料金が昼間の半分以下に設定されています。

この時間帯にお湯を沸かすことで、光熱費を大きく抑えられるのです。

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時間帯電気料金(目安)特徴
昼間(7:00〜23:00)約30〜40円/kWh需要が多く料金が高い
夜間(23:00〜翌7:00)約15〜20円/kWh需要が少なく料金が安い

たとえば同じ量のお湯をつくる場合でも、夜間に沸き上げを行えば最大40〜60%の節約効果が期待できます。

この時間帯にエコキュートを動かすことが、節電・節約のポイントです。

ポイント
  • 夜間に沸き上げを設定すると光熱費が半分以下に
  • 昼間の「自動沸き増し」機能は必要な時だけON
  • 夜間料金プランを活用すれば節約効果がさらにアップ
佐藤(監修者)

エコキュートは「夜にお湯を作って、昼に使う」仕組みが基本。
昼間の再沸き上げを避けることで、効率的に光熱費を下げられます。

設定温度・モード・使い方で損をしてしまうパターン

エコキュートは本来とても省エネな給湯機ですが、設定や使い方を誤ると電気代が高くなることがあります。

特に「温度設定」「自動保温」「追い焚き」の3点は要注意です。

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よくある設定ミス問題点おすすめ対策
沸き上げ温度が高すぎる(60℃以上)ヒートポンプの負荷が増えて電力消費アップ50℃前後を目安に設定
自動保温や追い焚きを常時ON昼間の高い電気を使って再加熱してしまうふたを活用し、必要なときだけONに
昼間に自動沸き増しが作動している夜間より高い電気単価でお湯をつくる夜間のみ沸き上げる設定に変更

たとえば、60℃設定を50℃に下げるだけでも、年間で数千円の節約につながる場合があります。

また「おまかせモード」や「省エネモード」を活用すれば、家庭の使用パターンに合わせて自動で効率的な運転を行ってくれます。

ポイント
  • 設定温度は50℃前後が効率の良い目安
  • 追い焚きよりも「高温足し湯」を優先
  • 昼間の再沸き上げを防ぐために夜間運転を基本
  • おまかせモード・省エネモードの活用で自動最適化
佐藤(監修者)

設定温度や運転モードの最適化だけで、電気代は驚くほど変わります。
まずは「高温設定・昼間運転・追い焚き常時ON」を見直すことが節約の第一歩です。

今日からできる!エコキュートの電気代を節約する方法10選

エコキュートの節約効果を高めるには、機種の性能よりも日々の使い方と設定が重要です。

ちょっとした調整でも年間数千円〜1万円以上の差が出ることもあります。

誰でもすぐに実践できる10の節約テクニックを紹介します。

佐藤(監修者)

設定を変えるだけでOK。特別な機器や工事は不要です。
今日からできる「節約スイッチ」を一つずつチェックしてみましょう。

①季節ごとに最適なモードに切り替える

エコキュートには「おまかせ」「省エネ」「多め」「少なめ」など複数のモードが搭載されています。

これらを季節に合わせて使い分けることで、無駄な沸き上げを防ぎ、電気代を抑えられます

エコキュートのモードは季節によって使い分ける
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季節おすすめモード理由・ポイント

(お湯の使用量が多い時期)
おまかせモード必要な湯量を自動判断。
お湯切れを防ぎつつ効率運転。
春・秋
(中間期)
省エネモード使用量が減る時期は低出力運転で節電。

(お湯の使用量が少ない時期)
少なめモードシャワー中心の季節は貯湯量を減らして電力消費を削減。
ポイント
  • 季節の変わり目にはモード設定を見直す
  • 家族構成や生活リズムに合わせて湯量を最適化
  • 機種によっては「自動学習機能」で最適化される場合も
佐藤(監修者)

モード設定を季節ごとに切り替えるだけで、年間で約5〜10%の節約効果が期待できます。

②お湯をあまり使わない日は「昼間沸き上げ/昼間休止」を活用

旅行や外出が多い日、または週末だけお湯の使用量が少ない家庭では、「昼間休止」設定を使うのが効果的です。

昼間の高い電気料金時間帯にエコキュートを稼働させず、夜間の安い電力のみでお湯をつくることで無駄な電力をカットできます。

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設定モード動作内容節約効果
昼間休止モード昼間は自動沸き増しを停止し、夜間のみ沸き上げ昼間の高単価電力を使わず節電(最大30%削減)
昼間沸き上げモード昼間に太陽光発電の余剰電力で沸き上げ自家消費型の省エネ運転が可能(太陽光併用時に有効)
ポイント
  • 外出予定の日は「昼間休止」設定をON
  • 太陽光発電がある家庭は「昼間沸き上げ」で自家消費を活用
  • 週単位で自動切り替えできる機種もある
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佐藤(監修者)

「昼間休止」は、使わないときに動かさないという最もシンプルな節約法。
太陽光発電がある家庭は「昼間沸き上げ」と組み合わせて運用するとさらに効率的です。

③ピークカット設定で昼間の電力使用を抑える

「ピークカット設定」とは、昼間の電力使用量が多い時間帯に、自動でエコキュートの運転を抑制する機能のことです。

電力が集中する時間帯(特に17時〜21時)は料金単価が高くなるため、この設定を活用するだけで無駄な電力を防げます。

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設定内容動作の特徴期待できる節約効果
ピークカット「強」昼間・夕方の沸き上げをほぼ停止最大15〜20%の電気代削減
ピークカット「弱」必要最小限の加熱のみ実施快適さを保ちながら節電可能
ポイント
  • 夕方にお湯を使いすぎないように計画的に使用
  • 自動沸き増しを避けるため、夜間の貯湯量を多めに設定
  • 一部機種では電力会社と連動してピーク制御が可能
佐藤(監修者)

ピークカットを設定しておけば、昼間に自動で節電モードへ移行。
家にいない時間帯や夕方の電力ピークをうまく避けることで、効率よく光熱費を削減できます。

④追い焚きより「高温足し湯」を優先する

お風呂のお湯を温め直すとき、つい「追い焚き」ボタンを押していませんか? 実はこの行為、エコキュートでは最も電気代がかかる運転の一つです。

効率的に節約するなら「高温足し湯」がおすすめです。

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方法動作の仕組み電気代の目安
(4人家族・1回あたり)
特徴
追い焚き浴槽の残り湯を再加熱する約8〜12円タンクから給湯せず効率が悪い
高温足し湯タンク内の高温のお湯を追加して温度を上げる約3〜5円短時間で温まり、省エネ効果が高い

「追い焚き」は時間も電力も多く消費しますが、「高温足し湯」なら短時間で浴槽全体の温度を上げられます。

さらに、浴槽のふたを閉めておけば熱が逃げにくく、保温効率が向上します。

ポイント
  • お湯を冷ましたくない場合は「ふろ自動OFF+ふた活用」で保温
  • 温度が下がったら「高温足し湯」で手早く温度調整
  • 追い焚きはなるべく避け、入浴時間を家族でまとめる
佐藤(監修者)

「追い焚き」より「高温足し湯」。
この小さな意識の違いが、年間で数千円の差に。
お風呂の使い方も、立派な節約スイッチのひとつです。

⑤長期不在や旅行時は「休止モード・沸き上げ休止」を設定

旅行や出張などで数日間家を空けるときは、必ず「休止モード」または「沸き上げ休止」を設定しましょう。

この設定をしていないと、誰もいない家で自動的にお湯を沸かし続けてしまい、無駄な電気代が発生します。

たとえば3日間の旅行でも、通常モードのままだと約200〜300円ほど電力を消費するケースがあります。

「休止モード」をオンにすれば、運転を完全にストップできるため、その分の電気代を丸ごと節約できます。

休止モード(短期不在向け)
  • 1〜3日程度の外出に最適
  • 貯湯タンクの加熱運転を一時停止
  • 再開時は自動で通常運転に戻る
沸き上げ休止(長期不在向け)
  • 1週間以上の旅行・出張時におすすめ
  • すべての沸き上げを停止し、節電効果が大きい
  • 帰宅日に合わせて「予約再開」も可能

さらに、帰宅後すぐお湯を使いたい場合は、再開予約を設定しておくと便利です。

メーカーによって名称が異なりますが、「停止」「休止」「おでかけモード」など、基本的な機能は同じです。

佐藤(監修者)

不在時の電気代は「設定忘れ」で簡単に発生します。
出発前に「休止モード」にする。これだけで無駄な数百円を防げます。

⑥貯湯タンクの沸き上げ温度は50℃前後を目安にする

エコキュートの電気代を左右する大きなポイントのひとつが、貯湯タンクの沸き上げ温度設定です。

初期設定のまま60℃以上になっていることも多く、実はこのわずか10℃の差が年間電気代に大きく影響します。

エコキュートの設定温度を下げるだけで節約に!

ヒートポンプは高温になるほど効率が下がるため、60℃→50℃に設定を下げるだけで年間で約1,000〜2,000円の節約が可能とされています。

  • 基本設定は50℃前後が最も効率的
  • 冬場のみ55℃程度に上げてもOK
  • 食洗機など高温が必要な機器がない家庭では低温設定が無難

また、設定温度を下げると、タンク内の熱損失(保温時の電力消費)も減少します。

結果的に、夜間電力の使用量そのものを抑えることができます。

佐藤(監修者)

「60℃設定=安心」と思われがちですが、家庭用なら50℃前後で十分。 温度を下げるだけの簡単操作で、長期的に見れば大きな節約になります。

⑦夜間時間帯だけに沸き上げるよう時間設定を見直す

エコキュートは夜間の安い電力でお湯を沸かす設計ですが、設定によっては昼間に「自動沸き増し」が行われている場合があります。

これを放置すると、昼間の高い電気単価で稼働してしまい、節約効果が半減してしまいます。

電気代を抑えるためには、沸き上げ時間帯を夜間のみに限定する設定を確認・見直すことが大切です。

ほとんどのメーカーでは、コントロールパネルやスマホアプリから簡単に調整できます。

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時間帯設定の例おすすめ設定効果
夜間(23時〜翌7時) 夜間のみ沸き上げ安価な電力を活用し節約効果が最大
昼間(7時〜23時)自動沸き増しをオフに高単価電力での運転を防止
ポイント
  • 「自動沸き増し」が昼間に作動していないかを確認
  • 電力プランの夜間時間帯に合わせて設定
  • 家族の生活リズムに応じて「夜間終了時刻」を微調整

関西電力の「はぴeタイムR」などのオール電化プランでは、夜間料金が昼間の約半額です。

夜間時間帯を有効に使うことが、エコキュート最大の節約ポイントといえます。

佐藤(監修者)

沸き上げスケジュール=節約スケジュール」。
夜間だけに設定するだけで、年間数千円の節約につながります。

⑧おまかせモードで湯量の無駄を減らす

エコキュートには、家族の使用パターンを学習して最適な湯量を自動でつくる「おまかせモード」が搭載されています。

おまかせモードを使うと、毎日必要以上にお湯を沸かすことがなくなり、無駄な電力消費を防ぐことができます。

たとえば、毎晩お風呂に入る時間や家族人数の変化を検知し、使用傾向に合わせて貯湯量を自動調整してくれるため、 手動で設定するよりも効率的で、安心して節約運転が可能です。

モード特徴おすすめの使い方
おまかせモード使用量を学習して自動で最適化日常的な利用に最適。節約と快適を両立。
多めモード常に多めの湯量を確保来客や家族が多い日など一時的に使用
少なめモード湯量を控えめに設定夏場や外出の多い時期に節約効果が高い
ポイント
  • 基本は「おまかせモード」で運用する
  • 週単位の利用パターンに応じて微調整する
  • 湯量が余る場合は「少なめモード」に切り替え

メーカーによっては「自動学習機能」や「スマート制御」に対応しており、 AIが家庭の使用傾向を記録して効率的な沸き上げを行うタイプも増えています。

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「おまかせモード」は、エコキュートの“賢さ”を最大限に活かせる設定。 一度設定しておけば、自動で節約運転をしてくれます。

⑨お風呂の保温は「ふろ自動OFF」+ふた活用で熱ロスを減らす

お風呂の「ふろ自動」機能を常にONにしていると、浴槽の温度を一定に保つために何度も加熱が行われ、無駄な電力消費につながります。

エコキュートではこの「自動保温」が意外と電気代を押し上げる原因の一つです。

対策はシンプルで、入浴後や少し時間を置いて入る場合でも、ふろ自動をOFFにし、ふたを閉めて保温するだけ

ふろ自動をoffにしふたを閉めると節約効果

たったこれだけで、熱ロスを大幅に防ぎ、追い焚きの頻度を減らせます。

NG例
  • 数時間ごとに自動加熱が作動
  • 昼間の高い電力で追い焚きが起こる
  • 1日あたり約50〜100円の無駄になることも
正しい使い方
  • 入浴後は「ふろ自動」をOFFに
  • 保温にはふたを使用(断熱ふたならより効果的)
  • 再入浴時は「高温足し湯」で短時間加熱

メーカーの試算によると、「ふろ自動OFF+ふた保温」で年間約3,000〜5,000円の節約効果が期待できます。

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お湯の温度維持は「自動加熱」より「断熱」で。
入浴のたびにふろ自動を切るだけで、電気代も光熱費もスマートに抑えられます。

⑩お湯の使用履歴を確認し、ムダな使い方をチェックする

エコキュートの最新モデルには、お湯の使用履歴や電力消費量を確認できる機能が搭載されています。

これを定期的にチェックすることで、「無意識のムダ使い」を見つけ、効率的な使い方に改善できるでしょう。

たとえば「毎朝シャワーを2人連続で使うとお湯切れが発生して昼間に再沸き上げが起きている」など、 データを見ることで具体的な原因を把握できます。

スマートフォン連携タイプなら、アプリで日・週・月単位の使用量をグラフ表示できる機種も。

確認できる主な項目改善につながるポイント
1日の給湯量(L)過剰な沸き上げや湯量設定の見直しに活用
沸き上げ回数・時間帯昼間の再加熱を防ぐ設定調整に役立つ
使用電力量・CO₂排出量節電効果の「見える化」で意識改革につながる
ポイント
  • 週1回、使用履歴をチェックして傾向を把握
  • 昼間の沸き上げが発生していれば設定を見直す
  • 家族で共有して節約意識を高める

データを可視化して使い方を調整するだけで、ムダな電力を確実に減らせます。

佐藤(監修者)

節約の第一歩は“見える化”
使用データをもとに「どこで電気を使いすぎているか」を把握し、次の設定改善につなげましょう。

電気料金プランを見直して、エコキュートの節約効果を最大化する

エコキュートの節約効果を十分に発揮させるには、電気料金プランの選び方も重要です。

せっかく夜間電力を活用しても、料金設定の合わないプランを契約していると、思ったほど光熱費が下がらないこともあります。

エコキュートと相性の良いプランの特徴や、見直し時にチェックすべきポイントを整理します。

夜間電力が安いオール電化向けプランの特徴

エコキュートを最大限に活かすなら、まず確認すべきは「夜間の電気料金単価」です。

オール電化向けプランでは、夜間(23時〜翌7時など)の電気料金が昼間の約半分以下に設定されており、この時間帯にお湯を沸かすことで大きな節約効果が得られます。

たとえば関西電力の「はぴeタイムR」では、昼間の電気料金が約33円/kWhに対し、夜間は約15円/kWh程度。

単価差が大きいため、夜間の沸き上げ運転を中心にするだけで光熱費を約40〜50%削減できる可能性があります。

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電気プランの種類夜間料金(目安)昼間料金(目安)特徴
オール電化専用プラン(例:はぴeタイムR)約15〜18円/kWh約30〜35円/kWh夜間使用が多い家庭に最適
時間帯別プラン(東京電力スマートライフSなど)約17〜20円/kWh約31〜37円/kWh昼間在宅が少ない家庭におすすめ
従量電灯プラン(一般家庭向け)時間帯による料金差なしエコキュートとの相性は低い
  • 夜間料金が安いプランを選ぶのが節約の基本
  • 共働き・夜間使用が多い家庭ほどメリットが大きい
  • 「従量電灯プラン」のままだと節約効果が出にくい

料金単価や時間帯区分は地域電力会社ごとに異なるため、契約エリアの最新プランを必ず確認しておきましょう。

佐藤(監修者)

夜間電力の安いプランは、エコキュート利用者にとって「最強の節約ツール」。
昼間の電力を減らす努力よりも、夜間にシフトする方が効果的です。

時間帯別料金プランとエコキュートの相性

電力会社の多くは、時間帯によって料金単価が変わる「時間帯別料金プラン」を用意しています。

このプランは、夜間に電力を多く使うエコキュートと非常に相性が良く、 昼間の使用を抑えるほど節約効果が高まります。

代表的な例として、関西電力の「はぴeタイムR」や東京電力の「スマートライフS」があります。

こういったプランは、昼間・朝晩・夜間の3区分に料金を分けることで、使用時間帯を工夫するだけで節電につなげられる設計です。

時間帯料金単価(目安)おすすめの使い方
昼間(10時〜17時)約33〜40円/kWh高単価のため極力使用を控える
朝晩(7時〜10時/17時〜23時)約26〜30円/kWh調理・照明など必要最低限に
夜間(23時〜翌7時)約15〜18円/kWhエコキュートや洗濯機などを集中稼働
ポイント
  • 夜間にエコキュートを稼働させるとコストを大幅削減
  • 昼間の「再沸き上げ」や「追い焚き」を避ける設定が効果的
  • 洗濯乾燥機や食洗機も夜間にまとめて使用するとさらに節約

エコキュートは時間帯制御との相性が非常に高いため、 このプランを選んでいる家庭とそうでない家庭では、年間で1万円以上の差が出ることもあります。

佐藤(監修者)

「いつ電気を使うか」を意識するだけで、同じ生活でも電気代は変わります。
エコキュートの強みは“夜に働く”こと
時間帯別プランを活かして最大限に節約しましょう。

契約アンペア・時間帯区分の確認と見直しポイント

電気料金をさらに最適化するには、プランだけでなく契約アンペア(A)や時間帯区分もチェックしましょう。

契約アンペアは家庭で同時に使える電力量を示すもので、必要以上に高い設定だと基本料金が無駄に上がってしまいます。

また、エコキュートを夜間に集中稼働させる場合は、夜間の時間区分がプランと合っているかも重要です。

地域や電力会社によって「夜間時間」が微妙に異なるため、契約プランを見直すだけでも節約効果が期待できます。

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見直し項目確認ポイント節約のヒント
契約アンペア数一般家庭では30〜40Aが目安高すぎる場合は1段階下げて基本料金を削減
夜間時間帯の設定地域により「22〜翌6時」または「23〜翌7時」などエコキュートの沸き上げ時間と合わせると効果大
使用ピークの把握電力会社のWeb明細やスマートメーターで確認可能ピーク時間を避けて電力使用を分散
ポイント
  • アンペア数を下げると月100〜200円の基本料金節約
  • 夜間区分を確認してエコキュート設定を合わせる
  • スマートメーター導入で電力使用の“見える化”を活用

契約の見直しは一度行えば効果が継続するため、設定変更やプラン相談を電力会社に依頼する価値は十分にあります。

佐藤(監修者)

プラン変更よりも簡単で即効性があるのが「アンペア見直し」。
夜間設定と組み合わせることで、固定費・変動費の両方を効率的に削減できます。

節約につながるエコキュートの選び方と買い替えタイミング

エコキュートの節約効果は「設定」や「使い方」だけでなく、選ぶ機種そのものでも大きく変わります

近年はヒートポンプ効率が向上し、省エネ性能が高い新モデルも多く登場しています。

買い替えや新規導入を検討している方に向けて、節約を重視した選び方とタイミングの目安を見ていきましょう。

佐藤(監修者)

「どの機種を選ぶか」で、10年間の電気代が数万円変わることも
家族構成や生活リズムに合ったタイプを選ぶのが、最も賢い節約術です。

家族人数に合ったタンク容量を選ぶ重要性

エコキュートを選ぶ際に最も大切なのが、タンク容量を家族人数に合わせることです。

容量が小さすぎるとお湯切れが発生して昼間に再加熱(高単価電力)を行うことになり、 逆に大きすぎると余分なお湯を加熱・保温するため、無駄な電気代が発生します。

下の表は、一般的な世帯人数に応じたタンク容量の目安です。

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世帯人数おすすめ容量使用イメージ
1〜2人暮らし300L前後シャワー中心で、長風呂が少ない家庭向け
3〜4人家族370〜460L一般的な家庭に最も多いサイズ
5人以上460〜550Lお風呂の回数が多い・追い焚き利用が多い家庭向け
ポイント
  • 小さすぎると昼間に再沸き上げが発生しやすい
  • 大きすぎると保温に無駄な電力がかかる
  • 家族の生活リズム(入浴時間・回数)を考慮して選定

たとえば3〜4人家族であれば、370L〜460Lクラスが最もバランスが良く、 1日のお湯使用量に対して無駄の少ない効率的な運転ができます。

佐藤(監修者)

タンク容量は「大きければ安心」ではなく「最適サイズが節約の鍵」。
再加熱を防ぎ、夜間の安い電力だけで完結させることを意識しましょう。

省エネ性能(効率・ヒートポンプ性能)で比較する

エコキュートは、メーカーや機種によって省エネ効率(COP:成績係数)が異なります。

COPが高いほど、少ない電力で多くの熱をつくることができ、電気代の節約につながります。

購入時は価格だけでなく、この数値をしっかりチェックしましょう。

以下は一般的な効率の目安です。

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タイプCOP(効率目安)特徴
標準タイプ約3.0〜3.3基本的な省エネ性能。価格とのバランスが良い。
高効率タイプ約3.5〜4.0ヒートポンプ性能が高く、年間電気代を約10〜15%削減。
寒冷地仕様タイプ約2.5〜3.2低外気温でも安定運転。ヒートポンプ強化設計。
ポイント
  • 購入時は「年間給湯保温効率(JIS基準)」も確認
  • COPが0.1上がるだけでも年間で数百円〜千円の節約
  • 寒冷地では外気温対応モデル(寒冷地仕様)を選ぶ

また、ダイキンやパナソニックなどの最新モデルでは、AI制御や学習運転により、 気温や使用パターンに合わせて効率を自動調整する機能も搭載されています。

これにより、従来機よりも消費電力量を約10〜15%抑えられるケースもあります。

佐藤(監修者)

エコキュート選びは「COPを見る」が基本。
高効率モデルほど初期費用は上がりますが、数年で電気代差額を回収できます。

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ライフスタイルに合う機能(おまかせ/省エネモードなど)

同じエコキュートでも、搭載されている機能や運転モードはメーカー・グレードによって大きく異なります。

重要なのは、家庭の生活リズムに合った機能を選ぶこと

毎日の使い方に合わせて最適化できる機能を活かすことで、無理なく節電が続けられます。

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主な機能概要おすすめの利用シーン
おまかせモード家族の使用傾向を学習して最適な湯量を自動設定日々の湯量調整を自動化したい家庭に最適
省エネモード使用量を抑えながら運転効率を優先光熱費を最小限に抑えたい家庭向け
昼間休止モード昼間の再加熱を防ぎ、夜間のみ沸き上げ運転昼間不在が多い共働き世帯におすすめ
スマホ連携機能アプリで湯量や運転状況を遠隔操作・確認外出先から設定変更したい場合に便利
ポイント
  • おまかせモード+省エネモードの併用で自動最適化
  • スマホ連携タイプなら外出中でも節電管理が可能
  • 生活リズムが一定の家庭は自動制御機能で効果最大化

また、最近は「AI自動学習」「天気予測連動」「太陽光連携」など、家庭の環境に合わせて賢く制御するモデルも増えています。

こうした機能を活用することで、手動操作を減らしながら年間電気代を着実に下げることができます。

佐藤(監修者)

“節約しやすい”機種=“家庭に合った設定を自動でしてくれる機種”。
毎日の操作が減ることで、自然に省エネが習慣化します。

補助金・キャンペーンを活用して初期費用を抑える

エコキュートの導入や買い替えを検討している場合は、国や自治体の補助金制度、またはメーカー・電力会社のキャンペーンを必ず確認しましょう。

こういった制度を活用することで、初期費用を大幅に抑えることができ、導入コストの回収期間も短くなります。

特に2024〜2025年は、省エネ住宅支援の一環としてエコキュートが対象となる補助事業が多く実施されています。

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支援制度・キャンペーン支給額・内容対象条件
給湯省エネ事業(経済産業省)1台あたり最大12万円の補助高効率エコキュート(対象機種指定)を新設・交換した場合
自治体独自の補助金1〜10万円前後(地域により異なる)申請時期・年度予算により変動
電力会社キャンペーン商品券・ポイント・基本料金割引などオール電化導入や買い替え時に適用
ポイント
  • 国・自治体・電力会社の3段階でチェックするのがポイント
  • 補助金対象機種は「登録型番リスト」で要確認
    住宅省エネキャンペーンのページはこちら
  • 補助申請は設置後すぐ行う(期間終了前に注意)

たとえば、経済産業省の「給湯省エネ事業」では、対象機種を導入すれば最大12万円の補助金が交付されます。

この制度を利用すれば、実質的な導入費用を20〜30%程度削減できるケースも少なくありません。

佐藤(監修者)

エコキュート導入=「高額投資」ではなく「補助活用で賢い省エネ投資」。
最新情報は国や自治体の公式サイトを確認し、設置業者と併せて申請を進めましょう。

エコキュートの電気代節約に関するよくある質問

節約設定をしているのに電気代が下がらない。

そんなときは、設定や使い方の“思わぬ落とし穴”が原因かもしれません。

ここからはエコキュート利用者からよく寄せられる質問をQ&A形式で解説します。

節約モードにしているのに電気代が高いのはなぜ?

「おまかせモード」や「省エネモード」でも、実際の使用量が多いと節約効果は限定的です。

特に冬場はお湯の使用量や加熱負荷が増えるため、沸き上げ温度を下げる・夜間のみ運転にするなど、運転スケジュールの見直しも併せて行いましょう。

昼間にエコキュートが動いているのは故障?

故障ではなく自動沸き増しが作動している可能性があります。

夜間の貯湯量が不足して昼間に再加熱している状態です。

設定を「昼間休止モード」に変更すれば、昼間の高単価電力を使わずに済みます。

お湯切れが多くて昼間に再沸き上げしてしまう原因は?

家族人数に対してタンク容量が小さいか、設定湯量が少なすぎる可能性があります。

370L〜460Lクラスが一般家庭の目安です。

湯量設定を1段階上げることで昼間の再加熱を防げます。

夜間電力プランにしているのに思ったほど安くならないのはなぜ?

夜間料金の時間帯とエコキュートの沸き上げ設定時間がずれている場合があります。

電力会社によって夜間区分(22〜翌6時/23〜翌7時など)が違うため、 契約プランに合わせて時間設定を調整しましょう。

それでも電気代が高いときは?

機器の経年劣化(10年以上)により、ヒートポンプ効率が落ちている可能性があります。

最新モデルではCOPが約20%向上しており、買い替えだけで年間1万円以上節約できることも。

設定・使い方・プラン見直しでエコキュートの電気代はしっかり節約できる

エコキュートの電気代は、「高い」と感じることがあっても、実は設定・使い方・契約プランの3つを見直すだけで大きく変わります。

夜間電力をうまく活用し、家族の生活リズムに合わせた運転にすることで、無理なく年間数千円〜数万円の節約も可能です。

記事のまとめ
  • モード設定を季節や生活に合わせて切り替える
  • 昼間の再加熱や追い焚きを減らし、夜間運転を基本に
  • おまかせモード・ピークカット・休止設定を活用
  • 電気料金プランを夜間割安タイプに見直す
  • 家族人数に合った容量・高効率機種を選ぶ

エコキュートは一度設定を整えれば、自動で節電運転をしてくれる「賢い給湯機」です。

正しく使いこなすことで、快適さを損なわずに電気代を抑えることができます。

今日からできる節約の第一歩は、まず「設定画面を開いて確認すること」。

モードや時間設定を見直すだけでも、今月の電気代が変わります。

賢く運転して、エコキュートを“本当の省エネ家電”として活用しましょう。

佐藤 啓介

技術監修者

佐藤 啓介

住宅設備や省エネ分野で10年以上の経験を持つ技術者。
エコキュートや太陽光発電、蓄電システムなど、環境負荷を抑える住宅設備の設計・導入に携わってきました。
専門的な知識と現場での経験を活かし、省エネや再生可能エネルギーに関する記事を監修しています。

監修者
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